オーダーシューズの種類、何が違う?パターン・デザイン・イージーの違いを解説
「オーダーシューズに興味はあるけれど、パターンオーダーとデザインオーダー、イージーオーダーの違いがよくわからない」——そんな声をよく耳にする。大阪府松原市で工房を構える shoes studio tomo.ni を訪ね、店主の中口智仁さんに話を聞いた。
---
3種類のオーダー、何がどう違うのか
shoes studio tomo.ni では、現在3つのオーダーシューズメニューを用意している。価格帯と制作期間、そしてカスタマイズできる範囲がそれぞれ異なる。
- パターンオーダー:¥77,000〜、制作期間は約3ヶ月
- デザインオーダー:¥99,000〜、制作期間は約3〜4ヶ月
- イージーオーダー:¥136,000〜、制作期間は約5ヶ月
---
パターンオーダーとデザインオーダーの違い
パターンオーダーは、あらかじめ用意された靴型(木型)とデザインのラインナップから選んで製作するコース。Oxford(内羽根)・Derby(外羽根)・Saddle・Loafersといったスタイルを軸に、革の種類や色を選んでいく形式だ。「既製のデザインの中から選んでいただくので、打ち合わせの回数も少なくすみます」と中口さんは話す。
一方のデザインオーダーは、デザインそのものから相談できる。つま先の形状や縫い目の位置、装飾の有無など、より細かい要望を反映できる分、打ち合わせや制作にかかる時間も長くなる。価格差の¥22,000はこのカスタマイズの幅に対応している、と考えるとわかりやすい。
どちらも採用している製法はマッケイ製法で、靴底と中底をミシンで縫い合わせる手法だ。軽さとしなやかさが特徴とされ、革靴らしい履き心地を持ちながら比較的軽量に仕上がるとのことだ。
---
イージーオーダーは何が違うのか
イージーオーダーが他の2コースと大きく異なるのは、仮靴を実際に作ってフィッティングを行い、そのうえで木型を修正できる点にある。
「仮靴を履いていただいて、足に合わせて木型を調整するステップが入ります」と中口さんは語る。足の形状に合わせて木型を修正することで、甲の高さや幅、かかとのフィット感などを個別に調整した靴を作ることができる。
幅広の足や甲高の方など、既製靴でサイズ選びに悩んできた方が相談に来ることもあるという。ただし、医療的な対応が必要な場合は医療機関へご相談ください。
制作期間が約5ヶ月と最も長くなるのは、この仮靴フィッティングと木型修正のプロセスが加わるためだ。
---
まとめ
shoes studio tomo.ni のオーダーシューズは、カスタマイズの深さによって3コースに分かれている。
| コース | 価格 | 制作期間 | 特徴 | |---|---|---|---| | パターンオーダー | ¥77,000〜 | 約3ヶ月 | 既存デザインから選択 | | デザインオーダー | ¥99,000〜 | 約3〜4ヶ月 | デザインから相談可能 | | イージーオーダー | ¥136,000〜 | 約5ヶ月 | 仮靴フィッティング+木型修正付き |
「どのコースが合うかは、足の状態や求める仕上がりによって変わります。まずは相談していただけると」と中口さんは話す。中口さんが1人で手がける個人工房のため、丁寧なやりとりができる環境が整っている。詳細は公式サイトで確認のうえ、問い合わせてみてほしい。