大阪でオーダーメイドの靴を作りたいと考えたとき、「どこへ相談すればいいのか」「費用はどのくらいかかるのか」といった疑問を持つ方は少なくない。松原市で工房を構える shoes studio tomo.ni(靴工房ともに)を訪ね、店主の中口智仁さんに話を聞いた。
販売・修理・製作——3つの現場を経た職人
中口さんは1993年生まれ。2015年から2017年にかけて靴の小売店で販売員として働くかたわら、Hard Worker Shoes Making School で靴の製作技術を学んだ。その後、靴修理店に入り修理の技術を身につけ、2018年12月に大阪府富田林市で shoes studio tomo.ni を創業した。2023年4月には工房を現在の松原市へ移転している。
靴を「売る・直す・作る」という3つの側面を現場で経験してきた中口さんは、現在1人で工房を運営している。全ての工程を中口さん自身が手がけるスタイルで、販売時代に積んだ顧客対応の経験も、オーダー靴のヒアリングや製作に活きているとのことだ。
3つのオーダーコースと料金
同工房では、要望や予算に応じて3種類のコースを用意している。
- パターンオーダー(¥77,000〜、約3ヶ月)
- デザインオーダー(¥99,000〜、約3〜4ヶ月)
- イージーオーダー(¥136,000〜、約5ヶ月)
靴の形状はOxford(内羽根)、Derby(外羽根)、Saddle、Loafersの4種類から選択でき、製法にはマッケイ製法を採用している。
中口さんによれば、既製品では幅や甲の高さが合わないという方からの相談が多いとのことだ。足の形状に合わせて木型を調整できるイージーオーダーは、そうした悩みを持つ方の選択肢になり得るという。ただし、足のトラブルについて医療的な対応が必要な場合は、医療機関へご相談ください。
製作はお預かり——完成までの期間と相談の流れ
全てのオーダー靴はお預かりでの製作となり、即日仕上げには対応していない。コースによって制作期間は異なるが、最短のパターンオーダーでも約3ヶ月を見込む必要がある。贈り物や特定の機会に間に合わせたい場合は、余裕を持った時期に相談するのが望ましい。
来店時には靴の種類・用途・素材などのヒアリングを行いながらコースを選ぶ流れとなっているとのことだ。具体的なイメージが固まっていない段階でも相談できるため、初めてオーダー靴を検討する方も、まず中口さんに話を聞いてみるところから始められる。
まとめ
shoes studio tomo.ni(靴工房ともに)は、中口智仁さんが1人で営む大阪府松原市の靴工房だ。オーダーコースは¥77,000〜のパターンオーダーから¥136,000〜のイージーオーダーまで3種類あり、目的や予算に応じて選べる。制作期間は最短で約3ヶ月からとなる。
大阪でオーダーメイド靴の製作を検討しているなら、まず同工房に相談してみることも一つの選択肢だ。工房専用の駐車場はないが、近隣に有料パーキングがある。詳しいアクセス方法は公式サイトで確認してほしい。