市販の革靴では足の形に合うものが見つからない、仕事でもプライベートでも長時間履ける一足が欲しい——。そんな思いを持つ方が「オーダー革靴」に関心を向けるケースは少なくない。大阪府松原市で工房を構える shoes studio tomo.ni(靴工房ともに)を訪ね、店主の中口智仁さんに話を聞いた。
職人が一人で手がける松原市の工房
shoes studio tomo.ni は、中口さんが一人で運営する個人工房だ。2018年12月に大阪府富田林市で創業し、2023年4月に現在の松原市へ移転した。
中口さんは2015年から靴の小売店で販売員として働きながら、並行して Hard Worker Shoes Making School で靴の製作技術を習得。その後、靴修理店での勤務を経て修理技術も身につけ、2018年12月に独立した。製造と修理の両方を一手に担える職人として工房を切り盛りしている。
オーダー靴の製法には、軽さとしなやかさが特徴のマッケイ製法を採用している。「木型の選定から縫製、仕上げまで、すべての工程を自分で行っています」と中口さんは話す。一人で丁寧に向き合う体制を保つことで、完成まで顧客との細やかなやり取りが実現できているとのことだ。
3つのオーダーコースと料金
同工房では、希望や予算に応じて3つのコースを設けている。
- パターンオーダー(¥77,000〜):既存木型の中から近いサイズを選び、革や仕様をカスタマイズするコース。制作期間の目安は約3ヶ月。
- デザインオーダー(¥99,000〜):木型のサイズ調整を加えながら、デザインの選択肢が広がるコース。制作期間は約3〜4ヶ月。
- イージーオーダー(¥136,000〜):仮靴でのフィッティング確認と木型の修正が含まれる、最もきめ細かなコース。制作期間は約5ヶ月。
中口さんによれば、幅広や甲高など既製品では合いにくい足の形状を持つ方からの相談も受けているとのことだ。イージーオーダーでは仮靴でのフィッティング確認を経て木型を修正するため、足の形状に合わせた作りに近づけることができるという。なお、足に医療的な対応が必要な場合は医療機関へご相談ください。
大阪でオーダー革靴を探す方へ——アクセスと修理について
松原市への移転は2023年4月。工房への詳しいアクセスは公式サイトに記載されている。店舗専用の駐車場はないが、近隣に有料パーキングがあるとのことだ。
靴修理のみの依頼も受け付けており、かかとのゴム交換(婦人¥1,100〜、紳士¥2,750〜)やオールソール(¥9,900〜)など幅広いメニューに対応している。仕上がりはすべてお預かりでの作業となるため、余裕をもったスケジュールで相談するとよいだろう。なお、鞄の修理にも対応しているとのことだ。
まとめ
shoes studio tomo.ni は、大阪府松原市で中口智仁さんが一人で運営する靴のオーダー・修理工房だ。パターンオーダー(¥77,000〜)からイージーオーダー(¥136,000〜)まで3つのコースがあり、用途や足の状態に応じて相談できる。
大阪でオーダー革靴を検討している方は、まず公式サイトで詳細を確認し、気になることがあれば問い合わせてみるのが一つの入口になるだろう。